「訪問入浴のバイトってどんな仕事?」
「業務内容は大変?未経験でもできる?」
そんな疑問を持っている方に向けて、訪問入浴の仕事内容や1日の流れ、向いている人などを詳しく解説します。
訪問入浴とは?
訪問入浴とは、地域で暮らす利用者さんの自宅を訪問し、組み立て式の浴槽を使って入浴介助を行うサービスです。
利用者層は要支援1から要支援5までと幅広く、特に自分で動くのが困難な要介護4・5の方が多い印象です。
訪問入浴の看護師の役割
訪問入浴における看護師の役割は、利用者さんの健康管理と入浴時のサポートです。
訪問入浴は介護サービスなのでチューブ交換や喀痰吸引などの医療行為は基本的にやりません。
訪問入浴の1日の流れの例
- 8:45出勤・準備
- 更衣室で着替え(ユニホーム貸与あり)
- ナースバックを渡される
申し送りは職員が事前に聞いており、車移動中に必要な情報だけ教えてもらえます。
要するに情報収集の手間がないです。 - 9:00訪問開始(3人1組で訪問)
1日6~8件訪問することが多いです。
車移動の間に次の利用者さんの情報を教えてくれます。
訪問先での流れ- STEP1ベッドサイドに防水シーツを敷く
2人でやります。
- STEP2バイタルサイン測定
この間に他の2人が組み立て式の浴槽を完成させてくれます。
- STEP3脱衣の介助
褥瘡のある方はラップなどで褥瘡を保護します。
カテーテル類の固定をビニールテープに変えます。 - STEP4浴槽へ移乗する
3人でバスタオルを使用して移乗します。
一番軽い足側を任せてもらえます。 - STEP5入浴(15分程度)
頭からつま先まで全身を隅々まで洗っていきます。
職員が主、アルバイトは副で行います。あやか私はいつもタオル絞り係です。
- STEP6ベッドへ移乗
入浴が終了したら体をタオルで軽くふき取りベッドへ移乗します。
移乗後にしっかりと体を拭きます。 - STEP7着衣の介助
軟膏を塗布し、着衣のサポートをします。
ドライヤーで髪を乾かします。 - STEP8バイタルサイン測定
入浴終了後のバイタルサイン測定をします。
この間に職員の方が全ての片づけを終わらせてくれます。
次の移動中に記録を書きます。
記録の書き方に特別な指定はないです。
バイタルサインや入浴中の様子について簡単に記載するとよいでしょう。<例>
バイタルサイン安定しているため入浴実施。
入浴中は穏やかに過ごされていた。
落屑著名のため入浴後クリームで全身保湿した。 - 12:00休憩
- 13:00午後の訪問
午後は4~5件訪問
- 18:00退勤
バイトは訪問終了後すぐに退勤できます。
職員は事務処理をしてから退勤になりますが、バイトが関与することはありません。
必要なスキル・向いている人
訪問入浴は特別なスキルが不要!
未経験でも安心です。
必要なスキル
- アネロイド血圧計での血圧測定
(電子血圧計の持参もOK) - 手袋のつけ外し
- 基本的な清潔ケアの知識
向いている人
- 新人看護師やブランクのある人
- 足腰が丈夫な人
- 病棟以外の仕事を経験してみたい人
足腰が弱い人には不向き!
多少の肉体労働もあるため、腰痛や膝痛がある方は避けた方がよいです。
訪問入浴の給料は?
- 時給2000円以上の求人が多くあります。
- 日給制の場合、18000円程度の高単価な案件も見られます。
訪問入浴のバイトは短時間でしっかり稼げるのが魅力です。
訪問入浴のバイトを始めるには?
訪問入浴の単発バイトを始めるには、派遣会社に登録して案件を紹介してもらうのが一般的です。
派遣会社に登録すると、すぐに案件を紹介してもらえるので、まずは登録してみましょう!